外壁塗装した後にトラブル発生の原因は90%以上が下地調整の不良が原因と言われております。仕上がった表面よりも、最も重要視しなくてはならないのは、下地処理です。どのような高価な塗料を塗っても下地処理ができていない場合、全く意味がありません。ライフ総建が取り組む下地処理についてご説明いたします。
下地処理をしっかり行わないと・・
外壁の表面には、長期間にわたってついたホコリや汚れ、カビなどが発生しております。それらを高圧の水流で綺麗に落としていきます。 この作業をやるのとやらないのじゃ大きくかわってきます。、最悪の場合塗装がはがれてしまいます。仮に良い高級塗料を塗ったとしても全くといって良いほど意味がありませんので注意が必要です。丁寧な施工と口で言っても、その現場に入る職人の腕はもちろん、仕事に対する姿勢などが施工品質に現れます。
■下地処理一覧
下地処理内容 | 処理が必要な症状 | 処理が必要な部位等 |
①高圧水洗い洗浄 | 汚れ、コケ、カビが発生 | 屋根、外壁等 |
②ケレン処理 | 錆や汚れが付着、塗膜が膨れている | 塗装全部分 |
③シーリング処理 | シーリング亀裂がはいっている | 外壁(サイディング、ALC等) |
④クラック処理 | 外壁面のひび割れ | 外壁(モルタル、吹付け部等) |
⑤パターン補修 | 塗膜の剥離部分の補修後、パターン付け | 外壁(モルタル、吹付け部等) |
①高圧水洗い洗浄
高圧水洗い洗浄とは、旧塗膜に付着している汚れやほこり、コケ、藻などを、100~150㎏/c㎡の強い圧力が出る洗浄機で洗い流す工程をいいます。ここで高圧洗浄の意味としては、ほこりやコケなどを洗い流す事によって塗膜の密着性を高める為に行うものです。要するに、旧塗膜に付着している汚れや異物の上に新しい塗料を上から塗っても密着性が極端に低くなるため、塗膜の剥がれの原因になるからです。 この作業をしないで、塗料を塗った場合、早ければ1か月、半年で剥がれる場合があります。なので高圧洗浄は最も重要な作業になります。
②ケレン処理
ケレンとは、塗装面の汚れ、サビ、塗膜の膨れている部分を落としたり表面を傷つけ塗料の密着性をよくする作業工程の事をいいます。特に鉄部や木部を塗装する場合は、ケレンが不充分ですと、その上に錆止め塗料や鉄部用塗料を塗っても耐久性は期待できません。それ所か、ケレンが不十分だと仕上がりだけでなく、塗装して数ヶ月もたたないうちに錆びが発生したり、塗膜が剥げてきたりしてしまいます。こういったケレン作業はとても重要となります。
ケレン処理の種類
ケレンにも種類があります。下地の状況に合わせた作業方法です。
二種ケレン処理(電動工具によるケレン作業)
二種ケレンは、電動工具と手工具を使用して塗膜全体を除去する作業です。ディスクサンダーや電動ブラシを使う方法です。※ここまでの作業をして塗膜を落とすとなるとかなりの手間(費用)がかかるので、住宅塗装ではあまり行いません。全体的にサビなどを除去しなくてならないほど傷みが酷い状態ですと塗装をしても早い内に塗膜が剥がれてしまう場合があります。鉄部や板金などの交換をする方が、費用が安くすむケースも多いです。
三種ケレン処理(手工具によるケレン作業)
三種ケレンは、健全な状態の塗膜を残してそれ以外のサビ、割れ、膨れなどをハンマー、ワイヤーブラシ、スクレパー、やすり等の手工具を使用して除去する方法です。
四種ケレン処理
四種ケレンは、手工具(ワイヤーブラシ、マジックロン等)で錆がなく、表面を洗浄するレベルの作業方法です。
住宅塗装では、三種ケレン、四種ケレンが多様されています。要するにその劣化状況にあった作業方法を選択することが大事になります。
③シーリング処理
シーリング処理とは、外壁のボード(サイディング)とボードのつなぎ目や窓廻りなどサッシの金具隙間などから、雨水の浸入を防ぐためにシーリング材で埋める作業のことをいいます。シーリングは様々な環境によって異なってきますが、特に紫外線の影響を受けやすい場所ですと約5年くらいで劣化がはじまります。劣化してしまうとひび割れてしまい雨漏りや外壁の劣化の原因になります。 ライフ総建では、耐久性、伸縮性、接着性、その外壁にあった優れたシーリング材を使用しております。
④クラック処理
まずクラックとは、建物の外壁や内壁に亀裂、ひび割れの事です。クラックには、「ヘアークラック・ひび割れの幅が小さいひび割れ」と「構造クラック・構造的に発生した大きなひび割れ」があります。このヘアークラック程度で小さいひび割れであれば問題ありませんが、構造クラックなどの大きなひび割れは重大な問題を引き起こす可能性があります。 まずクラックが発生する主な原因は、モルタルやコンクリートは乾燥する際に収縮するものなのですが、その乾燥収縮にモルタルやコンクリートが変形して合わせることが間に合わないためにクラックが生じます。建物の面積は大きく、乾燥伸縮によるクラックを無くすのは不可能に近いとも言えます。その他に夏の建物の膨張や冬の収縮、地震などの積み重ねでクラックが広がってしまいます。そこから雨漏れの原因になることも少なくありません。そのためクラック処理も大変重要になってきます。
ライフ総建では、Uカットシール工法を採用しています
Uカットシール工法の手順。①ひび割れ状況を確認し、改修範囲を決定します。②ひび割れを中心にして、電動カッター等を使って約幅1㎝ 深さ1~1.5㎝程度のU字型の溝を作ります。 その際に出た切り粉などをきれいに掃除します。③プライマー塗布(下地のモルタルとシール材との密着度を高めるため塗り残しがないように塗布します。)④シーリング材を充てんして仕上げます。 ※クラック部分をUカットする意味としては、シーリング材と躯体の接着面積が広くなるため、ひびが多少の振動などで動いたとしても追従することができるのです。
⑤パターン補修
ひび割れ(クラック)補修した際や剥離作業を行った場合には、パターン補修という作業が必要となります。塗膜をは剥離した部分やクラック処理した部分をそのまま塗ってしまいますと、凹みがはっきり残ってしまいます。そのため元々の外壁のパターン付を、吹き付けや鎖骨ローラーなどで目立たなくする補修をパターン補修といいます。この作業をすることによって、見た目も綺麗に仕上げることが出来ますし、ひび割れや剥離をした場所も気にならなくなります。
まとめ
下地処理は外壁塗装を完璧に仕上げる大切な要素になります。下地処理をするのとしないのでは、大きくかわってきます。大切なおうちの耐久性や美観をアップするには、下地処理は最も重要です。ライフ総建は、実際に現場で培ってきた経験から下地処理が一番重要だと思っております。これからも、ライフ総建はそのひと手間もふた手間を大切にしていきたいと考えております。
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