外壁塗装のマメ知識【塗料選び】

外壁、屋根塗装では、外壁・屋根の種類や劣化状況などによって、最も適した塗料を選ぶ必要があります。ここでは、一般住宅の塗装によく使用されている塗料についてご説明致します。

塗料の種類

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塗料は、水性系塗料、溶剤系塗料と大きく分かれ、それぞれ、樹脂によっても耐久性が大きく変わってきます。違いを理解し、慎重に選ぶことが大切です。

水性系塗料と溶剤系塗料

塗料には様々な種類があり、大きく分けて次の二つに分かれます。水性系塗料と溶剤系塗料です。簡単に説明しますと、水に溶ける塗料を水性系塗料、シンナーで溶ける塗料を溶剤系塗料といいます。マジックなどの、水性インクと油性インクの違いと同じようなものです。

水性系塗料とは

水性系塗料は、環境にも優しく、臭いもあまりしません。また作業性にも優れており、価格も溶剤系に比べ安いですが、耐久性、耐候性が溶剤系に比べると悪いという点が欠点になります。

溶剤系塗料

溶剤系塗料は、車や船、家具などの生活で使用している塗料のほとんどが溶剤系塗料が使用されています。また耐久性、耐候性にも非常に優れております。欠点はとしては、水性系塗料に比べ、価格が高い、シンナーなどの臭いが非常にします。

塗料の固さと耐候性の関係性

toryou-katasa-kankei-img塗料にはそれぞれ耐候性の違いがあります。その「耐候性」とは、塗料の性能を示す言葉です。直射日光や風雨にさらされた状態でどの程度耐久性があるかという事です。例えば、町や駐車場にある看板が色が褪せて文字が読めなくなったのを見かけた事があると思いますが、耐候性の低い塗料を使用すると、ほんの数年で色褪せが起きてしまい文字が読めない看板になってしまいます。塗料には見た目だけでなく、下地を錆や腐食から守るという大切な役割があります。耐候性の低い塗料を使った場合、頻繁に塗り替えを行わないと、やがて下地が腐食してしまいます。耐候性を決定する要因は様々です。ですが、一般的に塗料を塗った表面の固さが固い方が耐候性に優れていると言われています。ビルやマンションなどに使われている塗料は非常に表面の硬度が高いものが使われています。簡単に塗り替えができないため、20年~30年くらいの耐久性が求められるためです。非常に性能はいいですが、価格が高くはなります。

外壁塗装のマメ知識【外壁塗装の工法】

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塗り替え工事の工法を、大きく分けると吹付け工法、ローラー工法、特殊工法に分けられます。

ローラー工法

塗り替え工事に多く使われるのは、塗料をローラーで塗っていく工法です。新築時の下地の模様をそのまま出すことができます。また周囲へ塗料が飛び散りにくく、塗り替え工事では、この工法が多く使用されています。

吹付け工法

新築の塗装工事によく使われます。塗料をエアガンで飛ばし、砂状模様(リシン)やスタッコ模様、ボンタイル模様を演出します。塗り替え塗装には、塗料の飛散などの問題があるため、新たに模様をつける場合にのみ使われることが多いです。使われます。塗料をエアガンで飛ばし、砂状模様(リシン)やスタッコ模様、ボンタイル模様を演出します。塗り替え塗装には、塗料の飛散などの問題があるため、新たに模様をつける場合にのみ使われることが多いです。

刷毛塗り・特殊工法

特殊ローラー、刷毛、吹付け、目地、などを使い分け特殊な外壁塗装を演出することができます。刷毛塗りに関しては、塗る場所が限定されず、昔からこの工法が使われていおります。刷毛塗りは作業時間がかかりますが、細かい部分の仕上げが可能であるためこの工法は欠かせません。

外壁塗装のマメ知識【塗装工事をする際に役立つ用語集】

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業者に専門的な用語で説明をされてもよくわからない言葉って多いですよね。ここでは外壁塗装に関する専門用語を簡単にまとめましたので、是非参考にしてみて下さい。

塗料

アクリル塗料

塗料の主成分である合成樹脂がアクリル系の塗料のこと。アクリルプラスチック、アセトン、苛性ソーダなどを主原料とした重合体で比重が小さく、硬度が高くかつ十分な光透過性を有するので、自動車から航空機及び建築物まで広く使用されておりますが、現在外壁塗装ではほとんど使いません。

ウレタン塗料

塗料の主成分である合成樹脂がウレタン系の塗料のこと。性質としては柔らかく、万能塗料なので細部塗装に適してます。しかし外壁面に使用するには性能、耐久年数がシリコンより劣ります。

シリコン塗料

シリコン樹脂でできた塗料のこと。防汚性、耐候性と価格のバランスがとれており最近では外壁塗装で最も多く使用されています。

フッ素塗料

塗料の主成分である合成樹脂がフッ素系の塗料のこと。今現在販売されている塗料の中でも価格帯が高いが、最も耐久性、耐候性があるとされている塗料。

錆止め塗料(さびどめ)

鉄部塗装の下塗り塗料。鉄部は最も錆びやすく傷みやすいため仕上げ塗料を塗る前に錆止め塗料を使用する

下塗り用塗料(したぬりようとりょう)

下塗り塗料には「シーラー」「プライマー」「バインダー」「サーフェーサー」「プラサフ」の5種がある。

住宅の部位

破風板(はふいた)

hafu破風板とは、屋根と外壁の間にある板の事をいう。

軒天井(のきてんじょう)

IMG_0015屋根の軒先部分が外壁から出ている部分の裏側のことをいう。

雨樋(あまどい)

DSCF6486屋根から流れる雨水を下まで排水する部材のこと。

霧除け(きりよけ)

霧や雨で水が入り込まないよう、出入り口や窓などの上部に設ける小さな屋根のようなもの。

雨戸・戸袋(あまど・とぶくろ)

amado-tobukuro雨戸は、窓や庭へ出る戸の外部建具。戸袋は雨戸の収納スペースの外部建具

水切り(みずきり)

mizukiri雨水が壁面に伝わるのを防ぐ為、窓台石、などの下面に設ける小溝。

外壁材

モルタル外壁

morutaruコンクリート外壁の仕上げにモルタルが塗られることでモルタル外壁となります。更にその上から模様(リシン・スタッコ・ボンタイル・ジョリパットなど)がつけられます。

サイディング外壁

saidexingu「サイディング・ボード」「パネル壁材」と呼ばれている工業製品を貼り付けてある外壁です。

ALC外壁(へーベル)

alc軽量気泡コンクリートと呼ばれる特殊コンクリートの一種である。無塗装製品のためモルタル外壁と同じく、その上から模様(リシン・スタッコ・ボンタイル・ジョリパットなど)がつけられます。

屋根材

スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)

sure-toスレート系屋根材は販売メーカーなどによってカラーベストやコロニアルなどという商品名で販売されています。

瓦屋根(和瓦・洋瓦・セメント瓦・モニエル瓦)

wagawa屋根に使用される建材で、一般的にはUの字形状をしたものを指します。

トタン屋根

totan薄い鋼板に亜鉛めっきをした屋根板

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